これに伴い保健センターパレットで行っていた集団接種から各医療機関で行う個別接種へと、接種方法が変更になりました。接種が必要な人のみにご案内しますので、かかりつけ医または保健センターにご相談の上、接種してください。
生ワクチンは病原性を弱めたウイルスが入っています。ポリオにかかったときとほぼ同じ仕組みで強い免疫ができます。免疫をつける力が強い一方で、まれにポリオにかかったときと同じ症状が出ることがあります。一方、不活化ワクチンは、ウイルスの病原性をなくし、免疫を作るために必要な成分を取り出して作られているため、ポリオと同じ症状が出ることはありません。生ワクチンよりも免疫の持続が短いので、4回の接種が必要です。
ポリオワクチンは、ポリオ(小児まひ)と呼ばれる病気を防ぐワクチンです。ポリオは、熱を伴うかぜのような症状から、足腰の痛み、そして、だらんとした手や足の麻痺が突然現れ、生涯にわたり運動障害が残ることの多い病気です。
かつて日本には多くのポリオ患者がいましたが、ポリオ生ワクチンの一斉投与が行われるようになってから、その数は急激に少なくなり、1981年以来、日本ではポリオ患者の発生はなくなりました。しかし、インド・パキスタン・アフガニスタンなどでは、まだポリオ患者の発生があります。そのため、
一度ポリオがなくなった地域でも海外から日本に入ってくることを防ぐために、今後もポリオワクチンの接種が必要です。
不活化ポリオワクチンの副反応
不活化ポリオワクチンの副反応は、接種後7日目までは、接種した部分が痛む、腫れる、しこりができるとなどの他、37.5℃以上の発熱、傾眠状態などがみられることがあります。その他の重大な副反応として、ショック、アナフィラキシーショック様症状、けいれんなどが現れることがあります。
日程
年間を通じて実施します
場所
県内指定医療機関(県内指定医療機関以外で接種を受ける場合は、事前にご連絡ください)
接種の月齢
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接種回数、接種間隔
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生後3ヵ月から90ヵ月未満
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計4回
初回免疫:20日以上の間隔で3回
追加免疫:初回終了後より6ヶ月以上の間隔をおいて1回
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※主治医と相談して接種してください。